イスラームでは、利子がよろしくないとされており、価格が高く住宅ローンもなかったサウジの住宅所有率はG20の中でも低位にありました。そのサウジが、マイホームと住宅ローンのブームに沸いているようです。石油頼みの経済と超保守的な社会を改革する取り組みの一環として、持ち家比率を高めようとする政府の対策が背景にあるとされます。
住宅省の統計によると、10年前にほぼゼロだった住宅ローンは1240億ドル規模にまで成長し、融資契約は約87万件に達したと言い、住宅政策は「ビジョン2030」のなかでも比較的成功しているとアナリストらも分析しているようです。マイホームの夢がかなうと喜ぶ現地の人たちの声を耳に、ここでもサウジの大きな変化を感じます。
出典: 日本経済新聞社
(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB0225Z0S2A600C2000000/?unlock=1)
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