富士フイルムホールディングスは、インド後発薬大手ドクター・レディーズ・ラボラトリーズとUAEの医療物資販売会社グローバル・レスポンス・エイド（GRA）に新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」のライセンスを供与したと発表しました。2社は中国とロシアを除く海外で独占的にアビガンを製造・販売できるようになり、富士フイルムは契約一時金や販売ロイヤルティーを受け取ることになります。
ドクター・レディーズはインド、GRAはクウェートでアビガンの治験を実施し、承認が得られればアビガンを販売する予定とのことです。
グローバル部分は他社へ、国内事業は富士フイルムでと戦略を分けた印象です。いずれにしてもアビガンの治験がうまく進み、COVID-19 の終息の一助となることを期待します。
出典：日本経済新聞
（https://r.nikkei.com/article/DGXMZO61019040R00C20A7XB0000?s=3）
