アブダビ首長国の政府系ファンド(SWF)を管理するアブダビ投資庁(ADIA)の本部では、投資銀行のような伝統的な金融業界でなく、大学などから集められた物理学者やデータ分析の専門家ら50人以上がホワイトボードに数式を書き込んだり、大量のデータを最新のコンピューターに入力したりしているようです。
ADIAの運用資産総額が約7000億ドル(約80兆円)と推定され、この2年間は運用のための「研究開発拠点」を整備してきたとされます。保守的だと見られていたADIAですが、FTの取材に対して「変動の激しいマーケットにおける競争で優位に立つために必要な情報の多くはすぐに価値を失ってしまうため、それらを手に入れるにはこれまでよりも機敏でダイナミックに行動する必要があると考えるようになった」と答えており、記事ではその分析が行われています。投資の世界でも新たな取り組みが重要視されているようです。
出典: 日本経済新聞
(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB2152A0R20C22A2000000/?unlock=1)
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