シンガポールの農産物商社であるオラム・グループの子会社で、穀物など基礎食料を扱うオラム・アグリを2023年半ばまでにシンガポール取引所(SGX)に株式上場すると発表したようです。同時に同社のサウジアラビアでの上場も目指し、中東で投資家基盤を広げる意向のようです。
オラム・アグリの株式の35%はサウジ政府系のサウジ農業・家畜投資会社(SALIC)が持っており、食料問題への関心が高い中東諸国では資金が集めやすいとみているのではないでしょうか。
どんな状況でも時代でも、「食べること」だけは止められません。上場後の同社の動きにも注目したいと思います。
出典: 日本経済新聞
(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM105AZ0Q3A110C2000000/)