イスラ―ム教の五行の一つである断食月(ラマダン)が先週の金曜(24日)から始まりました。
普段のラマダンであれば家族や親類が集い、大勢で日没後の食事(イフタール=朝食の意)を楽しむ光景が見られる月ですが、中東圏でも外出は制限されており、閑散としているようです。昨年と比べ売り上げが8割も減少したお店も出ているようで、事態は深刻です。
より礼拝に力を入れる信者の増える月でもありますが、モスクに集まっての礼拝は禁止されている国も多く、いつもとは違った雰囲気のラマダンを迎えています。
どこも今は我慢の時期なので、仕方がないのでしょうけれど、こんなに人がいないラマダンは寂しいとサウジ人の友人は語っていました。大勢で集えなくても、気持ちだけはつながっていたいと思います。
出典:朝日新聞デジタル