4/7[ZENMONDO Pick up news]サウジアラビアとUAEがMENA地域をリードし、AIハブ化を目指す

最新の報告によると、中東・北アフリカ地域の人工知能(AI)市場は2020年の5億ドルから、2026年には84億ドルに成長すると見込まれています。

Research and Markets社の調査結果によると、同地域の先端技術市場は、サウジアラビアとUAEを筆頭として、年平均成長率47.8%で推移することが予想されており、UAEだけで人工知能市場規模は2026年までに19億ドルに達し、36.2%の成長を遂げると見込まれている。

中東地域のビジネスリーダーたちもまた、今後数年間の事業成長において、AIが極めて重要になると考えています。世界的コンサルティング会社のProviti Middle East社の調査によると、中東地域のCEOの80%以上が、自身の事業の将来にはAIの技術が不可欠であると考えており、そのうちの70%以上が、活況を呈するこの分野への投資を行っているそうです。

サウジアラビアは、データAI庁(SDAIA)や国立データ管理局など、国内の様々な分野におけるAIの導入を加速させるための取り組みも行い、UAEは「国家AI戦略2031」を立ち上げ、将来のための人材獲得、研究・イノベーションハブへの資金提供を行い、さらにバランスのとれた法環境とともに、適切なインフラとデータエコシステムの構築にも重点を置いています。

世界では国や企業がAIを着実に取り入れている中、投資銀行ゴールドマン・サックスは最近、世界で3億人分のフルタイムの仕事がAIに取って代わられる可能性があるとの報告書を発表しました。

AIに取って代わられるのは近未来に確実ですが、その前にはAIの導入というステップがあります。そこにビジネスチャンスを見出せ素早く行動出来るかどうかが日本の国や企業に求められているのではないかと感じました。

出典: Arab News
(https://www.arabnews.jp/article/business/article_88762/)

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