西オーストラリア大学の考古学者、ヒュー・トーマス博士と共同で進められているサウジアラビアの航空考古学プロジェクトは、衛星画像を使い地道に調べ上げる手法で遺跡を特定してきました。
今回の発表によると、アル・ウラー郡で13,000個、カイバル郡では13万個もの、石器時代から20世紀までの遺跡を特定したとのことです。その多くが先史時代のもので、中には非常に巨大な儀式用建造物もあり、この研究が続けばアラビアだけでなく世界中の新石器時代の社会に対する見解が一変するのではないかと研究者は見ています。歴史をひも解くアカデミックな活動にも注目したいと思います。
出典: Arab News
(https://www.arabnews.jp/article/saudi-arabia/article_74217/)