世界遺産にも登録されているサウジアラビアの遺跡、「アル・ウラー」。同地を映画等のロケに活用してもらうべく、第78回ベネツィア国際映画祭に参加し、アル・ウラーを世界の映画・テレビ制作者たちに宣伝したとのことです。
同地で撮影する制作会社は、条件のよい助成を受けることができるほか、無料かつカスタムメイドの制作支援、ロケハン、サウジアラビアの映画撮影における専門知識、機材到達支援、国内や近隣諸国の映画専門スタッフといった幅広いインセンティブが得られるようです。映画スタッフのための新たな専用宿泊施設「フィルム・キャンプ」も完成したばかりで、手厚いサービスが整っていることがアピールされています。
今までは観光ビザもなく、閉ざされた地というイメージの強かったサウジアラビアですが、遺跡等を利用した広報活動に力を入れていることが伺え、同国の変化をここでも強く感じます。
出典: Arab News
(https://www.arabnews.jp/article/saudi-arabia/article_50078/)